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2017年5月20日

シンガポールの薬の持ち込み規定に追加がありました。咳止め持参時はご注意を。

咳止め薬のコデインとデキストロメトルファンについて持ち込みの総量規制が加わりました。
近年、これらの薬が乱用・悪用される傾向があるようで、おそらくそのための総量規制と思われます。



いずれの薬も

シロップ:15mg/5mLの濃度以下で、総量240mL(濃度にかかわらず)まで
錠剤(粉薬とカプセルも含まれると思われます):1回量30mgまで、総量20回分

と、非常に厳しい条件が追加されました。

長期滞在などで規制量を超える薬を持ち込まざるを得ない場合は、病院で薬の処方を受ける際は、咳止めに関してはこれらを含まないようにしてもらったほうが良いでしょう。
また、コデインに関しては咳止めとしての用途以外に、重度の下痢止めや痛み止めとして使うことがありますので、医師に含有成分について確認が必要です。

市販薬については、コデインを含む咳止めはアネトンせきどめZシリーズのみ。

デキストロメトルファンは副作用の少ない咳止めとして成人用・小児用共、かなりの市販薬に使用されています。

市販薬で、デキストロメトルファン以外の咳止め成分となると、ノスカピンかジヒドロコデインを含むものになります(ジヒドロコデインは要申請)。

その他につきましては過去記事をご参照ください。

ただし、すべての要申請医薬品の変更についてオンタイムでは確認していません。
必ず
にて原文をご自身でご確認ください。


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