相変わらず、南国の日差しの中、日焼けとシミと格闘中です。
今日、友人から、マレーシアでハイドロキノンクリームって買えないの?と質問をもらい、早速、近所の薬局へ。
発音がうまく伝わらないも、ホワイトニングの軟膏、と付け加えると、あ~ありますよ、と。
英語読みだと、ハイドロクィノンなのね。
マレーシア製、4% 25g RM42。
調査だけのつもりでしたが、買っちゃいましたよ。
広告
ハイドロキノンクリームは、日本でも以前より病院で作ったものを出していたりしましたが、最近は市販の化粧品に配合されるようになり、手軽に利用できるようになりました。
※海外では医薬品のくくりに入っていますが、なぜか日本はいきなり化粧品の扱い。
ちょっと変な気もします。
日本の制度だと、医薬品や医薬部外品は効果を謳え、化粧品はダメ。
化粧品は化粧品で、有害物質を除外するため、含有させて良い成分が一応規定されています。←ハイドロキノンはこのリストに含まれています。
つまり、化粧品=効果が無いという訳ではなく、効果を実証するデータをメーカーが提出していないか、国が許可を出していないか、ということ。
一方で、副作用も知られており、皮膚が赤くなったり、爛れたり、高濃度を長期に使用すると白斑(皮膚の色が白く抜けてしまう)が現れることがあると言われています。
また、FDA(アメリカの厚労省のような薬の許認可組織)ではマウスなどのげっ歯類に経口投与(皮膚ではなく)して発がん性が認められ、ヒトでも組織褐変症(ochronosis)と関連があるということで、市販薬の濃度は2%までとし、引き続き毒性について調査する、というスタンスを取っています。
About the Center for Drug Evaluation and Research > Hydroquinone Studies Under The National Toxicology Program (NTP)
イギリスではさらに厳しく、ハイドロキノンの使用自体が禁止されているようです。
Media releases | Local Government Association
赤道に近づくほど降り注ぐUV量は増大し、使用中はメラニンによる生体バリア機能が低下するで、赤道に近い東南アジアでは使用は慎重にしたほうがよさそうです。
パッケージの用法は1日2回(朝晩)となっていますが日差しの強い地域では使用は1日1回にとどめ、長期の塗布は行わない、塗布部位の変化をよく観察し、異常を感じたら皮膚科医を受診するなどの注意は必要です。
いきなり顔に塗布せず、まずはUV防御がしやすい腕などで、塗布部位に日光を当てないよう工夫をしながら様子見をお勧めします。
海外物はちょっと、という方はこちらもおすすめ。
0 件のコメント:
コメントを投稿