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2016年3月14日

老後を海外で、は本当にパラダイスか?

若いころから旅行が好きで、いつかはロングステイヤー!と海外暮らしにあこがれていましたが、実際に海外で生活をしてみると、まだ体も頭もしっかりしている今だからできること、というのが正直なところ。

南国で老後を過ごす

どこぞの健康食品の通販のうたい文句ではありませんが、これはあくまでも私個人の感想。
私は海外移住向きではないんだと思います。


海外(主に温かい南国を想定)の良いところ

  • 冬の寒さが無いため防寒対策(暖房・服装)が不要
  • 物価が安い(インフラ・食費・住居・交通費・余暇)
  • 日本では食べられないローカルフードが食べられる
  • 災害が少ない(国による)
  • 現地の人とのコミュニケーションが新鮮・刺激になる
  • 周囲の日本人は自分と同じ海外志向の人たちが多く話が合う
  • わずらわしい親戚づきあいがない 
  • のんびりしている
  • 銀行の利率が良い(国による) 
  • 海外にいるという優越(特別)感を感じられる

海外で困ること

  • 暑さが厳しい
  • 輸入品(日本食等)は値が張る、安全のためにお金がかかる
  • 売られている品物のクオリティ・安全性に疑問
  • 家電・屋内インフラ等に不安があり、故障や不具合が多い
  • 犯罪・事故が多い、災害発生時ダメージが大きく復旧が遅い
  • 外国語で対応しなければならない場面が多い
  • 日本人村が存在(?)
  • 親族にトラブルがあった場合、帰るのが大変
  • 予定通りにスムーズに事が進まない
  • 為替レートにより資産が変動する(収入が日本円の場合)
  • あくまでも外国人なので、滞在・活動に制限がある

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こうやって列挙してみると、いずれも一つの事象の表と裏。
それをどうやってとらえるかで、感じ方も異なるということです。
何を期待してくるのか、何がハッピーに感じられてどんなことにストレスを感じるのか。
どこに住んでも100点満点は無いと思うので、相対的にどれだけハッピーに、ストレスレスに暮らせるか、をじっくり考えることが大事だと思います。

一方、日本国内でもところによって物価や生活環境に結構違いがあります。
今いる日本の居住地がストレスフルだったとしても、他の地域に移動することで、ストレスが軽減される可能性も十分あります。
日本はデフレの時代に値段が下がりきったところからまだまだ物価上昇しきれずにいるため、実は一部の都市部を除き物価はさほど高くないように感じます。
東日本大震災後の復旧などは、日本のすばらしさの象徴のように思います。
報道等では遅いとのバッシングも多々ありますが、大勢の方たちがこんなに不眠不休で復旧に関与され、一人一人の事情をくみ取りながら対応している国はそんなに多くありません。
また、医療事情も安定しています。
健康保険3割負担で世界トップクラスの治療が受けられます。


よく探せば灯台下暗し、実は国内にパラダイスがある可能性もあるということです。
老後の住まい探しは海外限定ではなく、日本も視野に入れた方が選択肢も広がり、安定・安心した暮らしが送れるかもしれません。

海外旅行はLCCやホテルのネット予約が発達した昨今、頻回に出かけたり、ちょっと長めの旅行を満喫~というのもしやすくなりました。

私個人の生活スタイルは環境の良い日本をベースに時々海外で気分転換、が理想的かなあと思います。

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2 件のコメント:
dabo_gc さんのコメント...

>環境の良い日本をベースに時々海外で気分転換

当然これがベストだと思います。

今までマレーシアに渡った日本人の番組は山程ありましたが、ある番組の中でペナンに住む日本人が言っていた言葉が忘れられません。「お金があったらここには来なかった」ですと。

ricoyon さんのコメント...

お金に関しては尺度が個々で違い過ぎるので、何とも言い難いところです。
今のジョホールとTV当時のペナンがどれほど物価が違うかわかりませんが、日本でも地方都市に住む身にとっては、そんなに割安感無いなあというのが正直なところですが、どうなんでしょう?
MM2H取得するくらいのお金がある方のご意見と思いますが、それなら、日本の地方で(光熱費がかからない比較的温暖な地域)でも十分生活していけそうな気がしますが。。。。

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