100円よりも桁が一つ小さい分、割安感が増すので、よく使われる手法です。
でもたしかに99円は99円。
しかし、マレーシアではちょっと違うのです。
マレーシアの通貨リンギットは小数点以下2桁まであって、単位はセン。
しかし、1SEN（＝0.01RM)硬貨はもう流通しておらず、5SENが最小通貨。
なので、実際は
1～2センは切り捨てて0
3～4センは切り上げて5セン
6～7センは切り捨てて5セン
8～9センは切り上げて10セン
となります。
ここで問題です。
これを買うと実際にいくら払うでしょう？（GST込）
答えはRM199。
そう、RM198と大きく書いているけど、実際に払うのはRM199！！
同様に、RM99.99と書いてあったら、実際払うのはRM100なのです！
実際、１セン（約０．３円）の問題なので、大した差ではないのですが、頭の錯覚で１リンギット損したような気分（それでも30円くらいの問題ですが）。
もちろん、このRM0.09も3つ重なるとRM0.27になるので、支払いはRM0.25。
せこい話ですが、ちょっと得します。
日常の生活では切り上げ、切り下げ、おそらく同じくらいの比率になると思うので、どうでも良い話ですが、数字のトリックにご注意ください。
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