2016年12月4日

中華系マレーシア人やシンガポール人は「中国人」なのか?

リアル友人でもブログでお見掛けすることもありますが、中華系マレーシア人のことを「中国人」と表現されている場面に遭遇します。

でも「中国人」って中国大陸、すなわち中華人民共和国の国民を指すものであって、中華文化を持つ世界中の中華系民族を表現するにはちょっと大雑把すぎると感じるのです。



同じ言葉(方言はありますが)を理解し、食文化、祭事や儀礼的にも共通しているし、英語にしてしまうといずれもChineseになるのかな?とも思うので、こんなことにこだわる必要はないのかもしれませんが、それぞれのアイデンティティは異なるのは事実なので、個人的にはきちんと分けて表現したいなあと思っています。

これって、ちょっと乱暴ではありますが、日本に住む日本人と地球の裏側にいる日系3世4世ブラジル人とは共感できるところもある(だろう)けれど、我々は日本人であり、彼らはブラジル人なのと、類似しているのではないかと思います。

実際、中華系マレーシア人の方たちは自分たちのことを華裔、華人と表現し、話す言葉は華語と表現しています。
「中国」という表現は使いません。(「華」という表現は中国にルーツを持つ中華文化を共有する人や物を指します)
マレーシアやシンガポールと同様に、台湾に住んでいる方たちは「台湾人(ちょっと複雑ですが)」であり、香港に住んでいる方たちは「香港人」。
いずれも別の国の人、という認識です。

実際、大陸中国一般の社会道徳通念がまだまだ成熟しておらず、日本でも爆買い「中国人」のマナーが問題視されていますが、同じ言葉を話しても、訪日された台湾、香港、シンガポール、マレーシア等の人たちは彼らとは違った行動をしていますし、自国にやってきた中国(大陸)人に対しては日本人が感じているのと同じようなことを感じている。
この問題は彼ら自身ではどうにもできない歴史的、政治的な要素も大きく、特にマス(大人数)になったときに発せられ、成熟するにはもう少し時間がかかりそう。

せっかく、同じ漢字文化を共有しているのですから、この辺の繊細な部分を理解して共有したいなあと思います。

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