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2020年2月15日

コロナウィルスCOVIT-19 日本の新しいフェーズ

日本では先日(2月11日)、とうとうコロナウィルス検査の「湖北省縛り」が無くなりました。
原則は今まで通りですが、11日から柔軟に各自治体でやってよい、という一文が付け加えられました。

その途端、日本各地で検査を待っていた入院中患者さんの検査が行われ、昨日あたりから続々とコロナウィルス陽性患者が出てきています。

しかも、皆さん、重症な方ばかり。
昨日も1名高齢の女性がお亡くなりになりました(涙)。

えっ!コロナウィルスってヤバいウィルスなの?


と、思われる方も多いと思いますが、もう少し冷静に見る必要があります。

今、検査を出している患者さんは、すでに入院していて、医師が他の原因を除外しても症状の改善されない「湖北省縛り」が外れるのを待っていた患者さんばかりなので、自然と結果は重症患者さんになります。

もう少しして、外来受診してきた肺炎疑いの患者さんまで検査がいきわたるようになると、段々と重症の割合は下がっていくのだと思います。

今日のニュースなどでも陽性患者さんの濃厚接触者として検査された方たちからさらに感染者が見つかってきていて、数字だけ見ていると、ちょっと緊張してきます。

過去記事に書いた通り、既にあなたのすぐそばに感染者がいるかもしれない状態です。
日本のコロナウィルス対策は緊急モードから通常モードに入った - JOHOR LIFE 

海外渡航、日本帰国を予定している方はご注意を


日本国内にいる限りは、黙々と手洗い、手指消毒をやり続けるだけですが、問題は海外との兼ね合い。

小さな島国は早々に日本を含めた感染者のいる国をシャットアウトしていて、今日はさらに台湾も渡航注意情報(一番下の渡航注意のレベル)が出ました。

この先しばらくはこのトレンドが続き、日本への渡航、日本からの渡航が制限される国がもっと出てくる可能性があるので、日本に帰らなければいけない方、日本から海外に戻らないといけない方は早めにポジションを決めないと、長期に移動ができなくなる可能性が出てきます。

個人的にも海外旅行はしばらくお預けかな~とちょっと残念。
このウィルス、潜伏期が長いので、感染しても違和感ぐらいで気づかずに日常通りの生活を送って他人に感染させてしまう率が極めて高そうなので、私のせいでよその国の人に迷惑かけられませんから、仕方ないのですが。。。

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