・Information for Travellers : Bringing Medications to Thailand - Royal Thai Embassy, London
・Bringing Medication to Thailand - Royal Thai Embassy Canberra
・http://thaiembdc.org/wp-content/uploads/2015/05/guidance-for-travelers-version-2.1-carry-out-Nov-2015.pdf
ただし現在、ページ内のリンクが消えてしまっていてタイのオリジナルの規約について分かりづらいところがあります。
詳細はタイFDA
・the Director of the Bureau of Drug Control
vinit@fda.moph.go.th
(+CCでdrug@fda.moph.go.thにも)
または
・Narcotics Control Division
narcotic@fda.moph.go.th
tnarcotics@fda.moph.go.th
(メールアドレスもどちらが新しいのか分からない状態です。)
にメールで確認してください。
比較的新しそうな(不確定ですみません)ロンドンの大使館HP、によると、
タイの場合、カテゴリーは3つに分かれています。
1)許可証が不要な場合(下記(2)(3)に該当しない場合)
- 特別な申請/承認は必要ありません。
- 持ち込みは30日分まで
※心配な方は個人で使用するのがわかるように、主治医n処方内容がわかるような文書や処方内容のコピー等を持参してください。
※持ってきた薬はご自身用のみで、他の人に譲渡できません。
※必ず病院でもらった薬袋(名前と用法の書かれているパッケージ)に入れて持参してください。
※必ず病院でもらった薬袋(名前と用法の書かれているパッケージ)に入れて持参してください。
2)規制されている向精神薬
- リストにある向精神薬が対象(下記↓に日本語でまとめてあります)
- 持ち込みは30日分まで
- 処方箋のコピーまたは医師による証明書(患者氏名と住所、薬の商品名と成分名、病名と処方理由、用法・投与量、持ち込み総量、医師氏名と住所について書かれたもの)→英語で(とは書かれてませんが。。現地での混乱防止のため)。
- 空港税関では緑チャンネル(申告不要レーン)を通り、処方箋/証明書は常に持ち歩く
※持ってきた薬はご自身用のみで、他の人に譲渡できません。
※必ず病院でもらった薬袋(名前と用法の書かれているパッケージ)に入れて持参してください。
※必ず病院でもらった薬袋(名前と用法の書かれているパッケージ)に入れて持参してください。
3)規制されている麻薬
- 唯一、偏頭痛治療薬のクリアミンA,Sのみ持ち込みが禁止
- リストにある麻薬が対象(下記↓に日本語でまとめてあります)
- タイ到着2週間前までにオンラインで許可申請が必要(オンラインサイトがダウンしているようなので、一応IC-1のフォームリンクを貼っておきます)
- 持ち込みは30日分まで
- 申請には下記のものをemailまたはFAXで送信
・IC-1申請書
・処方箋のコピーまたは医師による証明書(患者氏名と住所、薬の商品名と成分名、病名と処方理由、用法・投与量、持ち込み総量、医師氏名と住所、ライセンスNoについて書かれたもの)→英語で。
・監督省庁(地方厚生局)の輸出許可証(日本語と英語1枚ずつ交付されます)
⇒麻薬等の携帯輸出入許可申請を行う方へ|許可申請手続き|厚生労働省地方厚生局麻薬取締部
・ガイドラインのPDFにはパスポートも必要と書かれています - タイ入国時、税関で赤チャンネル(要申告レーン)で申告する
※持ってきた薬はご自身用のみで、他の人に譲渡できません。
※必ず病院でもらった薬袋(名前と用法の書かれているパッケージ)に入れて持参してください。
※滞在中は関連ドキュメント(輸入許可証IC-2、申請に用いた書類一式)を常に持ち歩く必要があります。
※必ず病院でもらった薬袋(名前と用法の書かれているパッケージ)に入れて持参してください。
※滞在中は関連ドキュメント(輸入許可証IC-2、申請に用いた書類一式)を常に持ち歩く必要があります。
4)市販薬について
- 市販薬についての規定はありませんが、処方薬に準じて、外箱に入れた状態で持ち込み、規制対象の薬に関しては控えた方が無難と思われます。
- 風邪薬は規制対象になっている成分を含んでいるものもありますので、以下、最後までお読みください。
◆市販の風邪薬、咳止め、鼻炎薬について
タイではコデイン、ジヒドロコデインは麻薬として扱われますが、日本の市販の風邪薬にはかなりの頻度で配合されています。
また、エフェドリン、プソイドエフェドリンは向精神薬として扱われ、日本では市販の咳止め、鼻炎薬に配合されていることが多いです。
ネット上にタイではプソイドエフェドリンの持ち込みを禁止とした、との情報が散見されますが、これは2009年の情報で、2020年現在では不正確な情報です。
プソイドエフェドリンは最新の情報では持ち込みには医師による証明書が必要な向精神薬の一つとして位置付けられています。
タイでは市販薬の持ち込みについて明記されたものが見当たりませんが、処方薬に準じると考えると、症状が無い状態で大量に持ち込むと、見つかったときに面倒なことになるのではないかと思います。
また向精神薬についても一定量以上(規定されている量は計算すると概ね30~60日分以上)
持ち出す場合には処方箋のコピーまたは医師の診断書が必要になります。
また、エフェドリン、プソイドエフェドリンは向精神薬として扱われ、日本では市販の咳止め、鼻炎薬に配合されていることが多いです。
ネット上にタイではプソイドエフェドリンの持ち込みを禁止とした、との情報が散見されますが、これは2009年の情報で、2020年現在では不正確な情報です。
プソイドエフェドリンは最新の情報では持ち込みには医師による証明書が必要な向精神薬の一つとして位置付けられています。
タイでは市販薬の持ち込みについて明記されたものが見当たりませんが、処方薬に準じると考えると、症状が無い状態で大量に持ち込むと、見つかったときに面倒なことになるのではないかと思います。
日本からの持出しについての規制
なお、過去の記事にて触れましたが、上記医薬品のうち、麻薬に分類される医薬品については日本を出国する前に事前の申請・許可が必要です(タイは麻薬の持ち込みに出発国の輸出許可証が義務付けられています)。また向精神薬についても一定量以上(規定されている量は計算すると概ね30~60日分以上)
持ち出す場合には処方箋のコピーまたは医師の診断書が必要になります。
- 麻薬等の携帯輸出入許可申請を行う方へ|許可申請手続き|厚生労働省地方厚生局麻薬取締部
- 麻薬及び向精神薬の携帯輸出入許可申請について(Import/Export Narcotics and Psychotropics by carrying)/関東信越厚生局
タイにおける治療薬の持ち込みは明確なルールが定められており、多くの場合、禁止ではなく「制限」されているので、ルールに従って手続きを行うことが重要で、正当な手続きを行えば、治療に必要な薬を持ち込むことに関してはむしろ寛容です。
もし、細かい点で不安があるようでしたら、ご遠慮なく、メッセージフォームよりお問い合わせください(もちろんボランティア。無料です。)
ホームページで案内されている薬のリストはもし、細かい点で不安があるようでしたら、ご遠慮なく、メッセージフォームよりお問い合わせください(もちろんボランティア。無料です。)
規制対象薬
Permit for Travelers – Carrying Narcotics into/ out of Thailand.
にあります。(現在リンク不具合)
リストより日本で医療用に用いられている薬で一般に携行する可能性があるもの(注射薬以外)を目的別にまとめましたので、ご活用ください。
ただし、私が参照した元のリストは2020年2月21日現在のもので、それ以降変更される可能性がありますので、最終的にはご自身で上記サイトにてご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。
※抜け・誤字脱字がありましたら、ご指摘いただきますよう、よろしくお願いいたします。
◆タイランド持ち込み不可麻薬(原料)(薬効別五十音順:カッコ内は主な商品名、2020年2月確認)
頭痛薬
エルゴタミン(クリアミン配合錠A、S(配合錠))
◆タイランド規制対象麻薬(薬効別五十音順:カッコ内は主な商品名、2020年2月確認)
鎮痛剤
医療用アヘンエチルモルヒネ
オキシコドン(オキシコンチン、オキノーム)
コデイン
タペンタドール(タペンタ)
ヒドロモルフォン(ナルサス、ナルラピド)
ヒドロモルフォン(ナルサス、ナルラピド)
フェンタニル(デュロテップ、フェントス、イーフェン、アブストラル)
ペチジン(オピスタン)メサドン(メサペイン)
モルヒネ(アンペック、オプソ、MSコンチン、カディアン、パシーフ、モルペス)
咳止め(上記と重複あり)
医療用アヘンエチルモルヒネ コデイン(市販薬:アネトンシリーズ)
ジヒドロコデイン(カフコデN、セキコデシロップ、市販薬多数に配合)
ドロテバノール=オキシメテバノール(メテバニール)
胃腸用薬(主に下痢止め、上記と重複あり)
医療用アヘンエチルモルヒネ
モルヒネ(塩酸モルヒネ)
◆タイランド規制対象向精神薬(薬効別五十音順:カッコ内は主な商品名、2020年2月確認)
睡眠薬・睡眠導入剤・抗不安薬
アルプラゾラム(ソラナックス・コンスタン)アモバルビタール(イソミタール)
エスタゾラム(ユーロジン)
エチゾラム(デパス)←追加
オキサゾラム(セレナール)
クアゼパム(ドラール)
クロキサゾラム(セパゾン)
クロチアゼパム(リーゼ)
クロラゼプ酸(メンドン)
クロルジアゼポキシド(コントール)
ジアゼパム(ホリゾン、セルシン)
ゾピクロン(アモバン)
ゾルピデム(マイスリー)
トフィソパム(グランダキシン)
トリアゾラム(ハルシオン)
ニトラゼパム(ネルボン、ベンザリン)
ニメタゼパム(エリミン)
バルビタール
ハロキサゾラム(ソメリン)
プラゼパム(レスタス)
フルジアゼパム(エリスパン)
フルニトラゼパム(ロヒプノール、サイレース)
フルラゼパム(ダルメート)
ブロチゾラム(レンドルミン)
ブロマゼパム(セニラン)
メダゼパム(レスミット)
ロフラゼプ酸エチル(メイラックス)
ロラゼパム(ワイパックス)
ロルメタゼパム(ロラメット、エバミール)
鎮痛剤
ブプレノフフィン(ノルスパン)ペンタゾシン(ペルタゾン)
ペントバルビタール(ラボナ)
精神・神経科領域(抗てんかん剤、抗うつ剤、ナルコレプシー等)
クロナゼパム(リボトリール)クロバザム(マイスタン)
フェノバルビタール(複合アレビアチン、ヒダントールD,E,F、フェノバール、ベゲタミン)
ペモリン(ベタナミン)
マジンドール(サノレックス)
メチルフェニデート(リタリン、コンサータ)
咳止め(上記と重複あり)
エフェドリン(アストフィリン(配合剤)、アストモリジン(配合剤))フェノバルビタール(アストモリジン(配合剤))
鼻炎薬
プソイドエフェドリン(ディレグラ(配合錠)、市販薬多数あり(一部風邪薬にも配合))
胃腸用薬(主に下痢止め、上記と重複あり)
フェノバルビタール(トランコロンP)入国時にトラブルにならないよう、タイFDAの記載事項をご確認の上、タイをご訪問ください。
シンガポール、マレーシアでは規制対象外の薬もタイでは規制対象になっているものもあります。
複数国以上を訪問される場合はそれぞれの国の情報をご確認ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿