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2018年3月15日

猫の本帰国(2)~日本から連れてきたペットを日本に連れて帰る~本帰国決定後編

本帰国が決まったら、最初にやらなくてはいけないのが、帰国日の決定と飛行機の予約。
人間の飛行機を予約したら、予約センターに連絡してペットの搭乗予約を入れます。

ペットを日本に持ち込む場合、40日前までに検疫所に届出する必要があり、この際、到着日を確定しなければならないため(条件付きで変更は可能)、飛行機の予約が最優先となります。

ジョホールだとシンガポール経由で帰国するパターンが多いですが、ペットがいる場合はマレーシアの動物輸出手続きに加えて、シンガポールの入国の際にシンガポールの動物検疫に関する手続きも必要となるため、現実的ではありません。

マレーシアに来る際は、KLで輸入検疫後、JBまで国内線に乗せ換えましたが、セナイ空港の検疫官はとてもとても頼りないし知識も不十分なので、ここから国内線に乗せる勇気は無く、また、搭乗時間が日中の暑い時間帯になってしまうため、バックヤードで猫が消耗してしまいそうで、KLまで猫を車に乗せて行くことにしました。

関空到着のペット搭載可能なマレーシアからの直行便はマレーシア航空のみで、ペットの搭載数に制限は無いようですがすべて貨物室預かりとなります。
予約の電話を入れると、ケージのサイズを確認されますので、予め計測しておいた方が話がスムーズです。
マレーシアの予約センターでもちろん大丈夫ですが、つたない英語での聞き間違えが恐いので、日本の予約センターに電話。

マレーシアエアライン ー ヘルプ(ページの下の方に電話の問い合わせ先があります)


次は日本の動物検疫のシステムにアクセスしてペットの輸入申請を行います。

日本から輸出する際に利用したNACCSというインターネットの動物検疫申請システムを利用して行います。

NACCS(動物検疫関連業務)について(犬や猫の輸出入手続者用):動物検疫所

輸出時の情報を利用して輸入手続きも行えるので、入力はかなり楽です。
ワクチン接種履歴や狂犬病抗体価、帰国便の情報を入力するだけです。

申請→届出の2段階のシステムになっていて、日程等が確定している場合は一気に届出まで行いましょう。

日本の検疫所はとてもスピーディで丁寧に対応してくれます。
後述する輸入のためにそろえなければいけない書類もスキャンしてメールで送付すると、一つ一つ内容を確認して、間違いや足りないところを教えてくれます。
(しかも無料!)

日本の受け入れ態勢が整えば、次はマレーシアの輸出と日本の輸入に必要な書類の準備です。

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ペットのマレーシアからの輸出許可証取得はエージェントを経由しないと受け付けてもらえないとのことで(未確認)、友人に聞いたところ、かかりつけ獣医さんのGlobal Petsでやってもらえるとのことでしたので、申し込みに行きました。

料金はマレーシアの輸出許可証取得が1匹RM630、日本の輸入に必要な書類へのChop(裏書き)をもらうのがRM212と結構なお値段ですが、引越し間際に手続きをしなくてはならないので、貴重な時間をお金で買うと思うしかないですね。

場所は各アウトレットでも大丈夫ですが、事務手続きを行うのはPerling店に併設されているHead Officeなので、直接Perling店に出向いた方がスムーズです。



マレーシアの輸出許可証取得及び日本の輸入に必要な健康診断を合わせて日本到着の10日前くらいに行います。
日本の検疫所では出発2日前の検査を求めていますが、現実問題として無理なので、お伺いを立てると10日前くらいまでは妥協してもらえます。
(必ず、検疫所にメールにて申し出てください)

ジョホールのお役所は木曜午後休み(未確認)、金土祝休みで、Global Petsは土日休みなので、この辺の日程も考えて行動する必要があります。

この健康診断が終われば、日本側の書類を獣医師に託し、あとは書類一式がやって来るのを待つのみ。
日本から出ていくときの準備に比べると、圧倒的に簡単で、拍子抜けしてしまいます。

なお、この健康診断までに日本の輸入に必要な書類を9割方完成させて、一度日本の検疫所に内容の確認をしてもらってください。
間違いがあっても裏書きをもらってからでは修正できませんし、書類を作成し直したら、改めて裏書き取得も必要になります。
マレーシアのお役所仕事は日程ギリギリまでかかるので、やり直しとなってしまうと、日程的にかなり厳しくなります。

必要書類については次回。
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